CCA APEX 24
リンクの他に違うバージョンがある場合がございます。スペックの違いにご注意ください。
概要DETAIL
CCA APEX ユニバーサル・フィットネス・ノイズアイソレーション機能を搭載。信じられないほど楽しいリスニング体験を得ることができます。深い低音、透き通った高音、リアルなハイフィステレオサウンドを体感してください!
長所
- +フルBA機としては珍しいほど広く、定位がぼやけない音場
- +複雑な音の重なりでも声が埋もれず、サ行刺さりが出ないボーカル再生
- +BAらしい金属的な響きを感じさせない、流れるような中高域の質感
短所
- -33Ωインピーダンスアダプター(別売)なしでは低域がほぼ機能せず、本来の実力が出ない
- -ノズルが5mmと細く、使えるイヤーピースが限られる
- -付属ケーブルが3.5mm単端子のみで、バランス接続に対応しない
総合レビューREVIEW
片側12基の全BA構成。CCAがPhoenixに続いて投入した上位モデルで、実売15,000〜20,000円前後で入手できます。シェルは半透明のセミカスタム型で、内部配線が透けて見えるデザインを採用しています。 まず「片側12基」というスペックよりも"インピーダンスアダプター(別売り)が必要"という事前情報が頭をよぎりました。12基ものBAを積んでおきながら、33Ωのインピーダンスアダプターなしでは低域がほぼ脱落する——そういう機種があることは理解しつつも、実際に耳にするまでは半信半疑でした。 まずアダプターを装着しない状態で聴くと、これが想像よりずっとハッキリとした差です。サブベースの存在感が薄く、トレブルが前に出てきます。悪い音ではありません。空気感のある明るいサウンドで、クラシックのような音数の少ない音楽では、これはこれで全然アリだと思います。ただ、全体のバランスとしてはトレブルに偏った、かなり特殊な調整です。 次にアダプターを挟むと、そのキャラクターがガラっと変わります。低域の存在感が増し、ミッドベースにシネマティックな押し出し感が生まれます。複数のパートが重なるサビでも中音域が団子になることがなく、ボーカルのサ行が刺さらないまま声だけがしっかり前に立ち全体的にウォームな音質へと変化します。全BA機でこれだけ整然と音が並ぶのは、分割の仕方がうまく機能しているからでしょう。 音場は広いです。KZ AM16と同じバスBAドライバーを積んでいるにもかかわらず、AM16では出ないほどの開放感があります。「広い」という印象が先に来るのに、楽器の位置は不自然にぼやけない——ここが個人的に一番気に入りました。音が鳴り始めて空間に広がるまでの距離感が自然で、全BAにありがちな「狭い箱の中に音を詰め込んだ」感じがしません。 高域はクリスプですが、脆くはないです。BAドライバー特有の金属的な響きがほとんど感じられないのは、12ドライバーのクロスオーバー設計の賜物だと思います。細かい音の粒が連なるように流れていく質感があり、聴き続けても疲れません。 一方で、低域はアダプター使用後でも最低域がわずかにロールオフしています。電子音楽のキックが地の底まで沈むタイプの表現を求めると、ここに物足りなさが出ます。全BA構成の設計的な限界でもありますが、AM16がこのバスドライバーで十分な低域出力を出していることを考えると、Apexでは意図的に抑えているという指摘は説得力があります。 シェルは大型ですが、セミカスタムのフォームが合えば快適なフィットが得られます。ただしノズルが5mmと細いため、イヤーピース選びには注意が必要です。ボア径の広いタイプは外れやすいので、細ノズル対応のものを別途用意することになります。付属ケーブルは3.5mm単端子のみで、4.4mmバランス接続をしたい場合はリケーブルが前提になります。 総評:インピーダンスアダプターを揃えたうえでの評価としてかなり完成度が高いです。中高域の質と音場の完成度は、同価格帯の全BA機の中で頭ひとつ抜けています。ただし、この評価は33Ωアダプターがセットになっていることが前提です。素直に「このままで良い機種です」とは言いにくい——購入の手間と条件があるぶん、そこまで踏み込める人向けの機種です。
— Gadgetal編集部
スペックSPECIFICATIONS
各カテゴリーのデータベースDATABASE
同価格帯でよく比較される製品
価格帯が近く、傾向の似たモデル
IEM ★ 7.2
IEM ★ 6.7
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –