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CVJ Vivian
IEM CVJ

CVJ Vivian

★ 6.9 〜¥3,000 2位/6 編集部レビュー
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Score Detail
6.9 / 10
低音 7.0
中音 6.7
高音 6.6
解像度 6.4
音場 6.5
分離感 6.4
ボーカル適性 6.8
装着感 7.0
遮音性 6.8
コスパ 9.0

概要DETAIL

Vivianモニターイヤホンは酸化金曲面カバーを採用し、表面に3Dデジタル浮彫り加工による凹凸テクスチャーを施し、「触れることのできるダークな美学」を表現しています。高精度印刷により、パターンは鮮やかな色彩を保ち、摩耗に強く色褪せません。酸化処理された金属のベースパターンと組み合わせることで、全体がテクノロジーとアニメ美学を融合させ、細部まで精巧に仕上げられています。個性的なトレンドを表現しつつ、耐久性を確保し、音楽体験に視覚と触覚の二重の楽しみを加えています。

長所

  • +実売3,000円前後とは思えない沈み込み感のあるサブベースの物量
  • +外耳に沿って収まるコンパクトシェルで、長時間でも負担のない装着感
  • +浮き彫り状に加工されたACGアニメキャラのフェイスプレートによるビジュアルの独自性

短所

  • -複数楽器が重なる場面で低域に押され、女性ボーカルが前に出にくくなる
  • -密な低域がエネルギーを広げすぎるため、複雑なパッセージで各楽器の輪郭が塊状になりやすい
  • -イヤーフックが強めに癖づけされた付属ケーブルが、耳への密着を安定させにくい場合がある

総合レビューREVIEW

CVJ VivianはCVJが2025年にリリースした、シングル10mmダイナミックドライバー搭載のIEMです。実売約2,700〜3,200円前後で、デュアルマグネット構造とモジュラー式QDCケーブルを採用しています。同ブランドにはNEKOや Night Elfといった既存ラインナップがありますが、Vivianはアニメ・ACGキャラクターを前面に押し出したデザインコンセプトで展開される機種です。 外観は、まず始めにフェイスプレートが目に飛び込んできます。ただの印刷ではなく、凸状に浮き上がるテクスチャー加工でキャラクターが描かれており、この価格帯でここまでやるかという意外感があります。好き嫌いはハッキリ分かれるデザインですが、もう一方の筆記体ロゴ版を含め選択肢があるのは助かります。樹脂シェルは片側約4グラムと軽く、手に持つと価格なりの素朴な質感ながら、ラウンドしたエッジが丁寧に処理されています。 耳に入れてみると、外耳の形に沿って自然に収まります。押し込む圧迫感がなく、長時間でも耳が疲れません。これはこの機種の本物の強みで、遮音性も小型シェルの割に十分あります。 いざ音を出して最初に感じるのは、低域の量と圧の存在感です。音が鳴り始めた瞬間からサブベースが沈み込み、中低域の暖かみに広がっていきます。EDMや、打ち込みベースが前に出るヒップホップでは、実売3,000円という価格を十分に超えた没入感があります。ただし音のエッジは丸く、鳴り終わるにつれて低域が少し広がったまま空間に残る傾向があります。密なアレンジになると、この広がりが中域側の空気を奪っていく場面が出てきます。 その影響が一番出るのが声です。男性ボーカルは低域の暖かみを受けて重心が下がり、太い存在感があります。一方、女性ボーカルは中高域あたりのリフトでアタックの輪郭は出ているものの、複数の楽器が重なるサビで低域に押されて前に出にくくなります。個人的にはここが一番惜しいと感じました。単純な構成の楽曲であれば問題は少ないのですが、声と低域のせめぎ合いになると女性の声の分が悪いです。 刺さりのない高域の設定は耳には優しく、シンバルの刻みはちゃんと聞こえます。ただ余韻が減衰するにつれて細部が薄れていき、弦楽器の弓の擦れ感のような微細な質感の描写は苦手です。複数の楽器が重なるパッセージでは各パートの輪郭が一つの塊になりやすく、音場はコンパクトながら奥行き方向の定位感は機能します。低域が密になるほどその定位感も崩れていきます。 ケーブルは布巻きの銀メッキ銅線でモジュラー式のため、別売りの4.4mmプラグでバランス接続にも対応できます。ただしイヤーフックが強めに癖づけされており、耳の形によっては馴染ませにくいことがあります。衣服との擦れ音も気になるシーンがあり、ケースも付属しません。フェイスプレートのデザインは丁寧に扱わないと傷が気になりそうです。 この価格帯の定番であるMoondrop Chu IIと比べると、チューニングの方向はほぼ逆です。Chu IIは低域をリーンに締めて高域を明るくする設計で、細部の描写力とステージの横幅はChu IIが上ですが、サブベースの物量とアレンジの密度が増したときの沈み込み感ではVivianの方が押し出しが強い。同ブランドのNEKOと比べると、VivianはサブベースとFit感の快適さで上回りますが、中高域の処理の整理感はNEKOの方が丁寧という印象です。 総評:Vivianは約3,000円でバスヘッド方向の楽しさと装着快適性を手に入れたい人には、根拠のある選択肢です。ただし技術面、特に解像度・分離感・女性ボーカルの扱いでは同価格帯に明確に上回る競合がある水準で、低域の楽しさ以外の軸を重視するなら別の機種を探した方が満足度は高いと思います。

— Gadgetal編集部

スペックSPECIFICATIONS

ブランド
CVJ
インピーダンス
22Ω
感度
95dB
付属ケーブル
銀メッキ無酸素銅
付属プラグ
3.5mm
端子
2-pin 0.78mm
ドライバ構成
1DD
筐体素材
樹脂+金属

各カテゴリーのデータベースDATABASE

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