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iBasso DX270
ポータブルプレーヤー iBasso

iBasso DX270

★ – 編集部レビュー
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¥207,900 rakuten
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概要DETAIL

DX270にはiBassoの完全新規開発のR2Rハイブリッドデコード技術を搭載することで、独自のスタイルを確立しています。20bit R2R + 4bitストリングDACのハイブリッドR2Rアーキテクチャを採用し、フルバランス8ch完全差動回路、FPGA Master3.0テクノロジーとハードウェア抵抗補償ネットワークを組み合わせています。DNRは>130dB、THD+Nは-97dBを上回るフラッグシップクラスの性能を実現しながらも、R2Rデバイス特有の信号がゼロを通過する際の歪み(ゼロクロス歪み)問題を一掃し、微小な信号でも安定した線形性を確保し、完璧に近い直線性(リニアリティ)を実現しています。

長所

  • 離散R2R+4ビットストリングDAC×FPGAマスター制御が生む有機的で立体的な音
  • 12V DC入力によるデスクトップモードで最大1575mWの強力な出力を実現
  • 感度の高いIEMでもヒスを感じない極めて低い雑音フロア

短所

  • 連続使用で本体が約45℃まで温まり安定した音質には30分のウォームアップを要する
  • 4GBのRAMでアプリのマルチタスクに制限がある
  • 前機種にあった交換式アンプカード設計が省略されている

総合レビューREVIEW

iBasso DX270は、前作DX260mk2の後継として2026年に登場したデジタルオーディオプレーヤーです。CNCアルミシャーシ・Snapdragon 665という骨格は前作と共通ですが、DACを独自設計の「R2R Ultra」アーキテクチャに全面刷新しました。344本の高精度抵抗を積んだ8チャンネルR2Rラダーと4ビットString DACのハイブリッド構成で、12V DC外部電源による「Super Gainデスクトップモード」も追加しています。実売は18〜20万円前後。フラッグシップのDX340はスワップ可能なアンプカードと多めのRAMを持つ上位機です。 スペックシートを見た時点で「これは普通のR2Rではない」と思いました。一般にR2Rは温かみを優先する設計で、細部の精度ではΔΣ型に一歩譲るのが通説です。DX270はFPGAによるリアルタイム補正とデュアルフェムト秒クロックを組み合わせて、その弱点を補う仕掛けが入っています。実際に音に出ているかどうかは、使ってみるまで半信半疑でした。 音の土台として最初に感じるのが、静寂の深さです。高感度のマルチドライバーIEMを繋いでも、無音時の背景が乱れません。その静寂の上に音が乗ると、立ち上がりにわずかに丸みがあってから定位が固まるという、R2Rらしい展開があります。ただ温かいだけでなく、打ち込み系の曲でシンセのアタックや細かいパーカッションを聴くと、粒立ちが滲まず出てきます。R2Rとして解像度感が高い部類で、有機的な響きと技術精度の同居がこの機種の核です。 DC電源を繋いでSuperGainモードに入ると、出力がバッテリー時の1.5倍近く跳ね上がります。プレーナー型(平面駆動型)のフルサイズヘッドフォンでも、音の余裕が変わるのが分かります。据え置きとして使うなら、DC-inが前作との最大の差です。バッテリー単独の実用時間は8〜12時間が現実的で、公称値より短い点は覚えておいてください。 Android 13とMango OSのデュアルブートを採用しており、個人的には同価格帯のCayin N6iii R202よりiBasso側のUIの方が直感的に使いやすいと思います。4GBのRAMは複数アプリを並行で動かすと上限が見えますが、Mango OSに切り替えれば再生特化モードになりバッテリーの持ちも改善します。 4.4mm出力がヘッドフォンアウトとラインアウトで独立2系統あり、3.5mm・同軸デジタル・USB-C(DAC入出力兼用)・12V DC-inが揃う端子構成は、この価格帯で最も充実している方です。265gのCNCアルミ筐体は携帯性と剛性のバランスが取れていますが、長時間の使用では表面温度が45度近くまで上がります。R2Rラダーが音質的に安定するまで30分ほどかかるため、聴き始めてすぐ「音が地味」と感じた場合はウォームアップを試してみてください。 総評:DX270はR2Rの有機的な響きと技術的な精度を同時に成立させており、この点で前作DX260mk2とは明確に別の音になっています。18〜20万円という価格はDACの全面刷新とDC-in追加の対価として説明できますが、それ以外のハードウェアとOSは前作と共通です。コールドで解析的なサウンドを求めているなら選択肢が変わりますが、R2Rらしい聴き心地の中に情報量まで求める場合、この価格帯でここまで両立できる機種はそう多くない印象です。

— Gadgetal編集部

スペックSPECIFICATIONS

ブランド
iBasso
DACチップ
R2R Ultra
SoC
Snapdragon665
PCM対応
32bit/768kHz
DSD対応
DSD512
出力端子
3.5mm, 4.4mm
アンバランス出力
416mW@32Ω
バランス出力
1575mW@32Ω
内蔵ストレージ
128GB
microSD対応
対応
連続再生時間
13.5h
画面
5.5
OS
Android13
Wi-Fi
対応
重量
265g

各カテゴリーのデータベースDATABASE

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