HiBy R1
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概要DETAIL
HiBy R1なら、スリムでポケットにすっぽり収まるコンパクトなサイズながら、ダイナミックなサウンドをお楽しみいただけます。ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、オレンジといった大胆なカラーバリエーションから、半透明の筐体と相まってモダンな美しさを醸し出すお好みの色をお選びください。 800×480の高解像度IPSタッチスクリーンを搭載したHiBy R1は、精細なアルバムカバーを表示し、直感的なUIで操作も簡単です。ストラップ取り付け用ラグも備えており、持ち運びに便利な設計となっているため、いつでもどこでも音楽を楽しむことができます。
総合レビューREVIEW
HiBy R1 は、HiBy がラインナップに加えたエントリークラスのデジタルオーディオプレーヤーです。CS43131 DAC を搭載し、Android ではなく HiBy 独自の「HiBy OS」で動作します。3 インチ LCD タッチスクリーンと物理ボタンを備えたキャンディバー型で、重さ 70g・83.5 × 51.1mm というサイズは同社の上位機 R4 と大きくポジションが異なります。実売¥10,000 前後。内部ストレージは持たず、microSDが必要です。 まず手に取った瞬間、その存在感の薄さに驚きました。半透明のポリカーボネートシェルからうっすら内部が透けて見える外観は、90 年代後半のデジタルガジェットを思わせます。プラスチックのため金属筐体のような冷たさがなく、ポケットに入れたまま忘れてしまえるくらいの重さです。ただあまりの存在感のなさに紛失しやすい可能性があることは注意したいところ。 はじめに声中心のコンテンツを流すと、ボーカルの立ち上がりが素直で、中程度の音量でも声が埋もれずに前に出てきます。アコースティック編成や弦楽器との組み合わせも聴き疲れせずに楽しめます。ただ、キックとベースが重なる楽曲では低域が詰まりがちで、厚みのあるリフが続く場面では量感が追いついていない感じがあります。高域はポリッシュされていますが、シンバルの倍音や弦の弓の擦れ感は薄い印象です。こうした特性の多くは、101mW という出力の低さに起因する部分が大きいと思います。 この出力の低さが、R1 の弱点です。平面駆動型のIEMやインピーダンスの高いヘッドフォンを高音量で鳴らすには明らかに非力で、同社の R4(350mW)と比べるとダイナミクスの幅が別物です。端子も3.5mmシングルエンドのみなので、バランス接続での改善も期待できません。効率のよい低インピーダンスのIEMと組み合わせるのが、この機種の性能を引き出す大前提となっています。 起動すると、電源投入から10秒ほどで音楽が再生出来ます。Tidal・Qobuz のストリーミング、DLNA・Airplay・HiByLink、Bluetooth 5.1 LDAC、MSEB による音響調整、DSD256 対応——¥10,000 前後の機器にここまでの機能が詰め込まれているのは素直に良いと思います。Android を積んでいないのでアプリのインストールはできませんが、その分起動が速く、バッテリーは最大15時間と非Androidらしい持続力があります。定期的なファームウェア更新でダークテーマなどが後から追加されており、発売後もしっかりとアップデートが行われている点も高評価。 総評:R1 は音質の絶対値を競う機種ではなく、「シンプルさとコスパ」に振り切った設計です。低出力でも鳴るIEMと合わせて使う前提なら、¥10,000 前後でこれだけの機能と携帯性が揃う選択肢はほとんどありません。バランス出力がない点だけは、IEMのグレードを上げていく過程でじわじわ効いてくるかもしれませんが、IEMで気軽に外で音楽を楽しみたいだけなら買っても後悔はないでしょう。
— Gadgetal編集部
スペックSPECIFICATIONS
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