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EUIU UI-05
IEM EUIU

EUIU UI-05

★ 7.2 〜¥30,000 11位/16 編集部レビュー
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Score Detail
7.2 / 10
低音 7.4
中音 7.3
高音 7.2
解像度 7.2
音場 7.1
分離感 7.2
ボーカル適性 7.3
装着感 7.5
遮音性 7.2
コスパ 8.1

概要DETAIL

ステージパフォーマンスやハイファイリスニング向けに設計されたEUIU UI-05は、精密にチューニングされた3ウェイ・クロスオーバーシステムを備えた2DD+3BAのハイブリッドドライバー構成を採用しています。 同軸配置のデュアルダイナミックドライバーと特注のバランスドアーマチュアユニットを組み合わせたUI-05は、パワフルな低音、自然なボーカル、滑らかな高音域の伸び、そして正確な音質再現を実現し、プロフェッショナルなモニタリングから日常のハイファイオーディオまで幅広くお楽しみいただけます。

長所

  • 逆向き同軸配置の2DDが低域を役割分担し、豊かでコントロールされた低域
  • 中域は温かく自然でボーカルに適度な厚みと湿度がある
  • 5ドライバーとは思えない3WAYクロスオーバーによる高いまとまり感

短所

  • 低域の温かみが強めで、厳格な中立を好む人には色づきすぎに感じることも
  • 高域はスムーズで疲れにくいが輝きや刺激が欲しいリスナーには物足りない

総合レビューREVIEW

EUiUの廉価版シングルDDのEI-01と同時に投入されたラインナップの上位機がこのUI-05です。5ドライバーのハイブリッドで、実売価格は1万5千円前後です。 特長となっているのは2基のダイナミックドライバーの積み方。6mmのチタンコーティングドライバーと10mmの生体膜ドライバーを、同じ軸上で向かい合わせに置くコアキシャル逆向き構造を採用しています。10mm側がサブベースを、6mm側がミッドベースを担当し、それぞれに仕事を分業させることで位相のずれを抑えるという設計思想です。1本のダイナミックドライバーに低域全帯域を任せるよりも理に適っているように聞こえますが、こういう触れ込みは実際の音が伴わないことも多いので鳴らしてみるまでは半信半疑でしたが実際はその触れ込みの通りに機能しています。 2DDとBAのつなぎ目が気になるというハイブリッドあるあるが、このIEMにはあてはまりません。サブベースの沈み込みからミッドベースのパンチ、そしてBAが受け持つ中域へと、連続したひとつの音として流れます。重低音が厚く沈むトラックで、ベースが鳴った瞬間の芯がありつつ余韻がまとまって収まっていく——その立ち上がりから減衰までの整い方が、この価格帯のハイブリッドとしては素直に良いと思います。 ただし、チューニングはU字型です。低域が売りである一方、ローミッドは設計上控えめになっています。男性ボーカルは低域の量感が基音を補う形で体積が出るので「自然」に感じる場面もありますが、ローミッドそのものが厚いわけではありません。ベースが太く打ち込みが入った楽曲だとボーカルが前に出て気持ちよく聴けますが、弦楽器が重なるアコースティック編成を流すと中域の薄さが気になります。個人的には、ビートを前提とした音楽と相性が良く、ボーカルを主役にじっくり聴くより一緒に楽しむ使い方が向いていると感じました。 高域はプレゼンス帯域に持ち上がりがあります。一方で、上の方の空気感はあまり伸びず早めにまとまります。刺さりは気にならないので長時間使っても疲れませんが、シンバルの倍音をもっと引き出したいという方には物足りないかもしれません。 解像度と分離感は値段を考えると水準以上です。カスタムBAが安価な製品に多い「キンキン」した質感ではなく、帯域間のつながりが滑らか。音場も横に広がりがあり、奥行きも十分感じられます。同価格帯の定番機であるSIMGOT EA1000 Fermatは高域と解像度を前面に押し出す明快な設計ですが、UI-05は低域の量感と聴き疲れのしにくさで別の方向性を選んでいます。どちらが好みかは聴く音楽次第ですが、選ぶ理由はきちんと違います。 筐体はエメラルドグリーンの樹脂シェルにネビュラグリッタープレートの組み合わせで、光の当たり方でフェイスプレートの表情が変わります。オレンジの丸型ケースに豊富なイヤーピースを含めた付属品の充実度は、1万5千円という価格では頭ひとつ抜けています。17Ω/106dBの仕様でスマホ直差しでも音量は問題ありません。なお、イヤーピースで低域の量感と開放感のバランスが変わりやすい機種なので、付属品を一通り試してから判断することをおすすめします。遮音性はカナル型として標準的な範囲です。 総評:低域の処理を軸に、構造的な野心が聴感として出た数少ないハイブリッドです。コアキシャル逆向きDDの成果は低域のまとまりと分離の自然さに出ており、1万5千円台でのこの精度は評価できます。U字型のチューニングであることは最初から割り切る必要があり、ロワーミッドの薄さをどう受け取るかが分岐点です。ベースが効いたEDMやヒップホップ、あるいはビートを伴うポップスを主軸に聴くなら、得意な土俵で使える機種です。

— Gadgetal編集部

スペックSPECIFICATIONS

ブランド
EUIU
インピーダンス
17Ω
感度
106dB
周波数特性
20 - 20000 Hz
付属ケーブル
無酸素銅
付属プラグ
3.5mm
端子
2-pin 0.78mm
ドライバ構成
2DD+3BA
DD
チタンメッキ振動板,バイオ振動板
筐体素材
樹脂

各カテゴリーのデータベースDATABASE

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