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7Hz x Crinacle: Divine
IEM 7Hz

7Hz x Crinacle: Divine

★ 6.9 〜¥50,000 3位/3 編集部レビュー
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Score Detail
6.9 / 10
低音 6.8
中音 7.8
高音 7.0
解像度 7.2
音場 6.8
分離感 7.8
ボーカル適性 8.0
装着感 6.1
遮音性 6.5
コスパ 7.3

概要DETAIL

7Hz × Crinacle: Divineは、先進的な14.5mm平面磁気ドライバーを搭載し、バランスのとれた自然なリスニング体験を提供します。オーディオ愛好家からプロフェッショナルまでを想定して設計されており、10dBの適度な低音ブーストを施した、クリアでニュートラルなサウンドを実現しています。

編集部講評REVIEW

7HzとCrinacleが共同開発した「Divine」は、同時発売の「Diablo」とペアを組む14.5mm大径プラナーマグネティック搭載機のうち、よりニュートラル寄りのチューニングを担う機種です。実売22,000円前後で7Hz Timelessシリーズとは別系統の新ドライバーを採用し、B&K 5128測定標準を基準にCrinacleが監修したチューニングが施されています。インピーダンス18Ω・感度107dB/Vと鳴らしやすく、直挿しでも問題なく楽しむことができるでしょう。 7Hzといえば、Timelessが数年にわたってコスパのいいプラナーの代名詞として語られてきただけに、同ブランドから新ラインが登場するとなると自然と期待値が上がります。鏡面仕上げの二分割アルミシェルを手に取ると、作りの確かさは一目で分かります。ただ、通常の平面型のIEMより一回り大きい感触も同時にあって、「あ、14.5mmドライバーを収めているのだなあ」と実感します。 鳴らして最初に意識が向かうのは、ボーカルの密度感です。声が近くにあって、その周囲に広がる楽器の情報量まで塊にならずに同時に届いてくる感覚があります。複数のハーモニーが重なる場面でも、それぞれの声の輪郭が崩れない。この中域の分離感は、22,000円のプラナー型として格が違うと感じます。下中域に厚みが乗ることで男性ボーカルには骨格がしっかり出ますが、声をほんのり何かで包みこまれるように感じる瞬間があります。ただし、聴き取りやすさ自体は損なわれておらず、これは設計上のトレードオフとして許容できる範囲です。 高域は、この機種を語るうえで欠かせない設計上の工夫があります。従来のプラナー型が2〜5kHz付近に複数の鋭いピークを持ちやすいのに対し、Divineは高域の強調を3kHz付近に寄せて以降は緩やかにロールオフする構造をとっています。そのためシンバルのアタックが鳴り始め、金属的な余韻が散っていく過程まで鮮明に聴こえますが、耳に刺さる成分が残りません。個人的にはこのバランスが心地よく、長時間聴いていても疲労を意識しませんでした。ただし最高域の延伸という点では突き抜けた印象ではなく、「上の空気感を徹底的に楽しみたい」という聴き方を求めるには少し大人しさを感じました。 低域については、速くコントロールされた質感が特徴的です。打ち込みのキックが鳴った瞬間にピシっと立ち上がり、余韻をひきずらずに収まる。バンドサウンドやベースギターが絡む曲では十分に機能しますが、ダイナミックドライバーのような体に押し付けてくる圧はありません。そのため、低域の量感と沈み込みを主役に据えた電子音楽を流すと、迫力の不足が意識される場面が出てきます。同時発売のDiabloが約12dBのベースシェルフを持つのに対し、Divineは約10dBに留めた選択がこの差を生んでいます。量感よりも質感とコントロールを優先した、明確な意図を感じる設計です。 分離感はプラナーのノイズフロアの低さが存分に活きています。楽器間に隙間感があって、密度の高い編成の音源でも輪郭が溶け合わない。音場の横幅については曲や環境によって印象に差があり、広いと感じる時とそうでない時が混在しています。ただ定位感の精度は一貫していて、音の場所がきちんと分かる配置になっています。 鏡面仕上げのシェルは美しいぶん、触った瞬間から指紋で曇ります。ベント付きで長時間装着時の圧迫感は抑えられており、遮音性は良好です。 同価格・同筐体の姉妹機であるDiabloは低域寄りのV字チューニングで、ロック系やリズム重視の聴き方なら先にそちらを試す価値があります。Letshuoer S12 Ultraは付属品のコスパで対抗していますが、ボーカル帯域の洗練度でDivineに分があるように感じました。 総評: ボーカルと中域の密度感を軸に聴くなら、22,000円のプラナー型としてこれほどハッキリした答えを出している機種はなかなかありません。中域の分離感とボーカルの定位感はこの価格帯では際立っています。低域の量感を優先するなら同価格のDiabloの方が素直な選択で、Divineはあくまでもボーカルとアコースティックなアンサンブルに向いた機種です。イヤーピース選びで装着感を整えてやれば、プラナーの速さと中域の密度感を同時に手に入れられる一機と言えます。

— Gadgetal編集部

スペックSPECIFICATIONS

ブランド
7Hz
インピーダンス
18Ω
感度
107dB
周波数特性
10 - 20000 Hz
付属ケーブル
単結晶銅
付属プラグ
3.5mm
端子
2-pin 0.78mm
ドライバ構成
1Planar
DD
平面振動板
筐体素材
アルミニウム

各カテゴリーのデータベースDATABASE

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