概要DETAIL
CRA Proは、N52平面構造と同じ高性能ネオジム磁石を採用し、4層ボイスコイルと組み合わせました。この強力な磁気駆動システムは効率性、制御性、ダイナミックレスポンスを大幅に向上させ、豊かなディテールと明瞭さを伴う、より豊かでパワフルなサウンドを実現します。ボーカル、インストゥルメンタル、複雑なスタジオ録音など、あらゆる音源において、各音符が精密に再現されます。
編集部講評REVIEW
前作の鮮烈なドンシャリから、より整った「優等生」への脱皮
前作のCRAは、1,000円台とは思えない極低音の沈み込みと、クッキリとヌケの良い超高域による「超攻撃的ドンシャリ」として世界中で大ヒットしました。その後継・上位モデルにあたる本機「Pro」は、振動板の改良を経て、全体のバランスを整えに来たという印象が強く残ります。 最大の変化は、中高域の「粗さの軽減」と「ボーカルの明瞭さ」です。前作でやや耳に刺さりやすかった高音の尖りがマイルドになり、その分中音域が少し前に出てくるようになりました。低音域に関しても、ただ暴れるような量感ではなく、アタックのキレが向上し、ベースラインの輪郭が追いかけやすくなっています。音が全体的に整理されたことで、前作よりも聴き疲れしにくく、ポップスやアニソンを安心して楽しめる万能なチューニングに仕上がっています。 しかし、この変化はトレードオフでもあります。前作のCRAが持っていた「価格を超えた圧倒的な高域の抜け感」や「脳を揺らすような極低音のダイナミクス」といった強烈な個性が薄れ、良くも悪くも「普通にクオリティの良い低価格ドンシャリ」にまとまってしまいました。「前作の刺激的な音が好きだった人」からすると物足りなさを感じる変化ですが、2,000円〜3,000円前後で「破綻のない、すっきり聴ける高音質な1DD」を探しているエントリーユーザーにとっては、極めて手堅い選択肢です。
— Gadgetal編集部
スペックSPECIFICATIONS
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