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TRN Seahorse Pro
有線イヤホン TRN

TRN Seahorse Pro

★ 6.9 〜¥10,000 2位/2 編集部レビュー
実売価格(税込・最安)
¥10,295 aliexpress
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Score Detail
6.9 / 10
低音 7.3
中音 6.5
高音 6.3
解像度 6.5
音場 7.0
分離感 6.5
ボーカル適性 6.6
装着感 7.0
遮音性 4.0
コスパ 8.0

概要DETAIL

14.2mm 旗艦フラット型交換式ケーブル対応イヤホン(イヤーバッド)。Seahorse の上位版として着脱式ケーブルを採用し、14.2mm DD の力強いサウンドと高い汎用性を両立したフラッグシップフラットモデル。

長所

  • +フラットヘッド型として頭一つ抜けた超高域の延伸感と空気感
  • +フラットヘッド型では珍しいアルミ合金ユニボディ+着脱式ケーブルの本格的な作り
  • +付属のホロウシリコンとフォームを替えると音の性格が顕著に変わり、同一機種で二通りの音が楽しめる

短所

  • -中域が後退したV字バランスで、ボーカルと上下帯域がかみ合わない
  • -耳形状との相性次第でパフォーマンスが大きく変わり、出来の再現性が低い
  • -フラットヘッド型の構造上、外音遮断はほぼ皆無で屋外・騒音環境での使用に向かない

総合レビューREVIEW

TRN Seahorse Pro は14.2mmシングルダイナミックドライバーを搭載したフラットヘッド型イヤホンで、実売価格は1万円前後。PU素材とLCPドームを組み合わせた複合振動板を採用し、0.78mm 2ピンの着脱式シルバーメッキOFCケーブルが標準で付属します。フラットヘッド型に着脱式ケーブルを組み合わせた機種は珍しく、この仕様だけでこの形式の中では異色の存在です。 箱を開けて本体を手に取った瞬間、フラットヘッド型のイヤーバッドにここまで手をかけるのかと驚きました。シーホースのうろこを模した細かいテクスチャがアルミ合金の表面に施されていて、同じTRNのプラスチックシェル機と並べると触れただけで違いが分かります。本体重量は3.7gで軽く、重みのある質感と軽量化が両立しているのは素直に気持ちいいところです。 耳に入れてホロウシリコンチップで装着を決めると、まず高域の伸び方がこの形式としては異例なことに気づきます。ピアノの打鍵後に残る倍音の輝き、ハイハットのアタックの質感が、フラットヘッド型から想定していたよりずっと鮮明に出てきます。開放的な鳴り方と合わさって、音の広がりと空気感はこの機種の正直な強みです。 ただし、この高域の伸びが発揮されるかどうかは、耳への収まり方に強く依存します。フォームチップに換えたり装着が浅くなったりすると、同じ機種とは思えないほど中低域の厚みが残りつつ高域の輝きが引っ込み、ウォームな音に変わります。どちらが優れているというより、同一機種でここまで音の顔が変わること自体がこの機種の最大の不確定要素です。自分の耳形状に収まるかどうかを確認せずに買うのが一番難しい機種だと感じました。 音のバランスで一番引っかかるのは中域です。V字に寄ったチューニングで、ボーカルラインが上下帯域の間で薄くなります。ボーカルが前に出て打ち込みのベースが太いJ-POPで聴くと、歌声がベースラインと高域の間で浮いてしまう感覚があります。PEQで中域を持ち上げると聴きやすさが一段変わるので、EQを使う環境があるかどうかで評価が分かれる機種です。 装着が安定した状態では、低域の押し出し感と中低域の胴鳴りが一貫しています。PU素材が低域の減衰と弾性を担うという設計が音に出ていて、キックの余韻は短く切れるより丸みを帯びながら引いていく感覚が強いです。ただし弦楽が複数重なるアンサンブルや、ベースとドラムが同時に動くサビでは輪郭が溶け始めます。分離感は弱点で、複雑な楽曲をじっくり聴きたい人には物足りない場面が出てきます。 ビルドはフラットヘッド型として本格的な水準です。アルミ合金のユニボディは剛性感があり、着脱ケーブルの嵌合も固すぎず抜けすぎずの感触です。同じTRNの廉価ライン——TRN Dolphinのような3,000円前後の機種——と比べると、この辺りの作りの差は手に取ってすぐわかります。価格差の多くがここに乗っています。付属品も防水ケースにホロウシリコンとフォームの2種セットが揃っており、出発点として不足はありません。 フラットヘッド型の構造上、外音は普通に入ってきます。装着しながら音楽を聴いていても周囲の音がよく聞こえるため、電車や街中での使用は現実的ではなく、自宅でのリラックス再生や静かな環境が前提になります。 総評: 作りへの投資は本物で、フラットヘッド型イヤーバッドに1万円を出す根拠はハード面で十分にあります。ただ、音のパフォーマンスは耳形状との相性とEQの有無で変わり幅が大きすぎるため、どんな状況でも安定した出来を期待できる機種ではないです。中域の空白とV字のクセはEQで埋まりますが、素のままではバランスが整いにくく、この価格帯の市場では条件付きの評価にとどまります。

— Gadgetal編集部

スペックSPECIFICATIONS

ブランド
TRN
インピーダンス
16Ω
ドライバ径
14.2mm
感度
110dB
周波数特性
20 - 20000 Hz
端子
2-pin
重量
3.7g
ドライバ構成
1DD
リケーブル
対応
形状
インイヤー
DD
LCP複合振動板

各カテゴリーのデータベースDATABASE

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