TRN Shell
リンクの他に違うバージョンがある場合がございます。スペックの違いにご注意ください。
概要DETAIL
3DD+1平面磁界型のハイブリッド IEM。10.5mmベリリウム/8mm PET/6mmチタン DD と自社開発 6mm プラナーを液体金属シェルに収めた海中生物シリーズモデル。交換式ノズル 3種付属。
編集部講評REVIEW
TRN Shellは、低域担当の10.5mmベリリウム振動板DD・中域担当の8mm PET振動板DD・高域担当の6mmチタン振動板DDに加え、超高域用の6mmマイクロプレーナードライバーを組み合わせた3DD+1プレーナー構成のIEMです。実売8,000〜10,000円前後で、3.5mm/4.4mm両対応のモジュラーケーブル・3種類の交換ノズル・豊富なイヤーチップが付属しており、付属品の充実ぶりは同価格帯のなかでも頭ひとつ抜けています。 音の傾向は緩やかなV字で、低域に明確な強みがあります。中低域のパンチ感は本機の最大の魅力で、ポップスやロックでは曲のリズムに乗りやすい弾力ある低音が楽しめます。低音全体のテクスチャーも価格帯として十分で、ベースラインの動きをある程度追えます。ただし超低域は量が少し落ちてくる傾向があり、重低音の圧力を強く求めるリスナーには物足りさが残ります。また低音が中域方向にわずかにはみ出す傾向があるため、ボーカルのすぐ下の帯域が少しもたつくことがあります。 中域は緩いV字を反映して若干引き気味ですが、完全に沈んでしまうほどではありません。低域の温かさが低中域を支えているため、ボーカルにしっかりとした骨格を持たせてくれます。上中域はやや前に出ており、女性ボーカルの声の質感とディテールがしっかり伝わります。男性ボーカルは少し奥行きが出ますが、存在感は保たれています。 高域は適度な明るさと爽快感があり、音楽を聴いていて前向きになれるエネルギーがあります。プレーナードライバーが担う超高域は伸びが良く、シンバルやハイハットの細かいアタックを丁寧に描きます。ただしプレーナー特有の金属的な色付きを感じる場面もあり、ジャンルや音源によって少し硬い響きが顔を出すことがあります。高音量だとトレブルが耳に当たる感覚が出てくるので、高域に敏感なリスナーは音量管理に注意したほうがいいかもしれません。 付属の交換ノズルは音の印象を調整するのに実用的で、標準のグリーンノズルはバランス重視、レッドノズルは高域寄りで分離感が強まる傾向があります。劇的な変化ではありませんが、聴くジャンルや好みに応じて試す価値があります。 音場は横方向にしっかり広がりがあり、奥行きも平均以上です。ただし楽器の数が増える複雑な曲になると、各パートが重なる部分での分離は「きれいにほぐれる」というよりも「それなりに聴き分けられる」水準に留まります。密度の高いオーケストラや複数のボーカルが絡み合う曲では、重なりのこなれ感に物足りなさを感じることがあります。解像度は価格帯の水準を上回っており、細かい音の動きや残響表現も丁寧です。 総評: 低音の充実感・付属品の豪華さ・全体のバランスの良さと、約8,000〜10,000円という価格を合わせると、コストパフォーマンスは同価格帯のトップクラスです。低域に力感を求めつつ、トレブルの爽快さも欲しいという方に素直にお勧めできる一本です。
— Gadgetal編集部
スペックSPECIFICATIONS
各カテゴリーのデータベースDATABASE
シリーズ製品
同シリーズの関連モデル
同価格帯でよく比較される製品
価格帯が近く、傾向の似たモデル
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ 7.0
IEM ★ 6.8
IEM ★ 6.8
IEM ★ 6.7(1)
IEM ★ 6.4
IEM ★ –
IEM ★ –
IEM ★ –